医師の皆さまは、金融リテラシーに自信がありますか？
日本は、お金の教育が遅れているといわれています。大人になってから、もっと早く知っておきたかったと思うことも多いのではないでしょうか。
キャッシュレスの時代であり、様々な情報が氾濫する時代でもある現代を生きていく子どもたちには、お金に振り回されず正しい判断ができるように、早い時期からお金に関する知識を身につけておくことが大切です。
この記事では、親子で一緒にお金のことを学べるオススメの本をご紹介いたします。
近年の投資機運の高まりの中、改めて金融知識を学びたいと考えている大人の皆さまにもオススメできる本もありますので、よろしければ参考にしてみてください。
目次
あそんでまなぶ はじめてのおかねえほん
（ 画像出典：西東社 公式サイト ）
出版社 ： 西東社
監 修 ： 泉 美智子
発売日 ： 2021年8月25日
おこづかいを子どもに渡し始めるときを「お金教育」のチャンスとして、子どもにお金の大切さや使い方などをわかりやすく教えてくれる絵本です。
全てひらがな・カタカナで書かれていて、６歳ぐらいの子どもでも自分で読めるように作られています。
クイズやパズル、絵さがしなどで遊びながら楽しく学べるような仕掛けが盛り込まれています。
キャッシュレス時代だからこそ知っておいてほしい「お金って、どんなもの？」ということを教えてくれる一冊です。
にゃんこ大戦争でまなぶ！ お金のヒミツ
（ 画像出典：KADOKAWA 公式サイト ）
出版社 ： ＫＡＤＯＫＡＷＡ
監 修 ： ポノス株式会社／大河内 薫
発売日 ： 2023年2月25日
大人気ゲーム「にゃんこ大戦争」の学びシリーズの中の一冊で、お金の教育のYouTubeチャンネルを持つ人気税理士が監修しています。
ネコとオタネコの会話や図解、写真などを交えながら解説されていて、お金の知識をにゃんこたちと一緒に楽しく学べます。
おもしろ雑学やお役立ち豆知識、おうちでできる「おすすめワーク」のアイディア、ふりかえりクイズなど、親子で学べる充実した内容です。
１０歳から知っておきたいお金の心得
（ 画像出典：えほんの杜 公式サイト ）
出版社 ： えほんの杜
監 修 ： 八木 陽子
発売日 ： 2019年11月22日
シリーズ累計３０万部突破の【１０歳に贈る「生きるチカラを育む」シリーズ】の中の一冊です。ファイナンシャルプランナーの先生たちが、お金についてわかりやすく解説してくれます。
需要と供給、円安と円高、インフレとデフレなどから始まり、キャッシュレス決済、投資、税金のことなどが、可愛いイラストとともに説明されています。
お金についての名言集や、お金にまつわるビックリ小話など、子どもが興味をもって楽しく学べる工夫もあります。
「ボクたちのおこづかい大作戦！」と題して、おこづかいを通してお金を計画的に使う方法を考えるページもあります。
親子で学ぶ どうしたらお金持ちになれるの？
（ 画像出典：筑摩書房 公式サイト ）
出版社 ： 筑摩書房
著 者 ： 橘 玲
発売日 ： 2024年11月25日
人生という「リアルなゲーム」の攻略法として、「合理的に考える」ことの必要性を教えてくれる一冊です。
小学校高学年ぐらいから中学生でも取り組めるように簡単なゲームをしながら、お金持ちになるために知っておきたい世の中の仕組みや法則を学べるように作られています。
子どもから「YouTuberになりたい！」と言われたら、どう答えますか？
その答えのヒントとして、「ロングテールの仕事とベルカーブの仕事」について書かれていますが、これは医師という職業を選択する良さを説明することにもつながります。わが子も医師になってほしいと考えている方にとって、参考になるかもしれません。
大人が読んでも勉強になることが多く、まさに親子で学べる一冊です。
お父さんが教える １３歳からの金融入門
（ 画像出典：amazon 通販サイト ）
出版社 ： 日本経済新聞出版社（現 日経ＢＰ）
著 者 ： デヴィッド・ビアンキ（訳 ： 関 美和）
発売日 ： 2016年7月22日
著者が１３歳の息子にお金と投資の基本を教えるために書こうと思ったことがきっかけで作られた一冊で、１０万部を突破したベストセラーです。
お金の種類や支払い方、株式市場などについての初歩的なことから、ファンド、債券、企業分析などにいたるまで、金融に関する基本的な知識がわかりやすく書かれていて、まさに金融入門書といえるでしょう。
「収入の範囲内でやりくりする」という当たり前のことにも繰り返し触れていて、金融教育をする上での大切なメッセージとなっています。
漫画 バビロン大富豪の教え
（ 画像出典：amazon 通販サイト ）
出版社 ： 文響社
著 者 ： ジョージ・Ｓ・クレイソン（原作）
漫 画 ： 坂野 旭
企画・脚本 ： 大橋 弘祐
発売日：2019年10月4日
約100年にわたり世界中で読み継がれているベストセラーが漫画化された一冊で、現代にも通用する「お金の教養」がわかりやすく書かれています。
金融の起源といわれる古代バビロニアから伝わる「人類不変の黄金の知恵」により、お金に悩まされることなく充実した人生を送る方法を教えてくれます。
単なるお金儲けのテクニックではなく、資産形成していく上での健全な原則と、人が幸せになるための真理が書かれた壮大な物語となっています。
子ども向けに作られたものではありませんが、漫画なので読みやすく、親が読んで「子どもにも読ませたい！」と好評の一冊です。
きみのお金は誰のため
（ 画像出典：東洋経済新報社 公式サイト ）
出版社 ： 東洋経済新報社
著 者 ： 田内 学
発売日 ： 2023年10月18日
元ゴールドマン・サックス勤務の著者が書いた「経済教養小説」で、２０万部を突破しているベストセラーです。お金の本質を学びながら、より良く生きることを教えてくれる一冊です。
お金の謎と社会のしくみについて、中学生の主人公を通して学んでいくことができる物語で、謎を解き明かしながら新たな視点を発見することができます。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ 2024」を受賞していますが、ビジネスパーソンに限らず、若者から親世代まで幅広い層に読まれていて、主人公と同じ中学生ぐらいの子どもにもオススメできる一冊です。
まとめ
お金の教育について、オススメの本をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
金融リテラシーを身につけておくことは、生きていく上で大切なスキルを得ることにもなります。
また、金融知識だけでなく、お金の大切さ、お金に対する考え方や付き合い方なども、子どもの頃から教えておきたいものです。
一冊の本を通して、お金について親子で話すきっかけになるといいですね。
