
子育て中の医師の皆さまは、子どもの “やる気” を引き出すにはどうすればいいか、気を揉んだりしていませんか?
子どもの将来のために、習い事をさせたり様々な経験をさせているかと思いますが、子どもの意欲がいまいち感じられない… そんな悩みもあるのではないでしょうか。
将来、医師になるかもしれないわが子には、できれば何事も自主的にやる気になって前向きに取り組んでほしいところですね。
そこで今回は、子どものモチベーションを上げるための 「大会」 の活用をご提案したいと思います!
大会活用の効果と親の注意点
子どものやる気が感じられないと悩んでいる皆さま、子どもに強制したりしていませんか?
子どもは “やらされ感” を感じてしまうと、モチベーションは上がらず、やる気も自主性も遠ざかってしまいます。かといって、放置しすぎもNGです。難しいですね…
そこで、子どもに大会への参加をすすめてみるのはいかがでしょうか。
大会があると目標ができ、子どものエネルギーを自然に引き出してくれる可能性があります。審査員からの評価があったり、順位がついたりすることで、成功体験や達成感にもつながるでしょう。
思うような結果が出なかったとしても、その悔しさから次の目標を見出したり、向上心やあきらめない気持ちが生まれることも期待できます。
大会にて他の子どもたちとのコミュニケーションを楽しんだり、刺激を受けることもあるでしょう。大会までの期限があるので、集中して取り組めるのもポイントです。
そういった経験は、医学部を目指すときや、医師になってからも、きっと役に立つことでしょう。

子どもに大会をすすめるときには、親が気をつけるべき点があります。
※子どもに合った大会を選ぶ
大会の規模は、大きくなくてもかまいません。はじめから無理をしてハイレベルな大会に参加して、自信をなくしてやる気がなくなってしまっては本末転倒です。子どものレベルや適性などを考慮して、大会を選んであげましょう。
※口出しをしすぎない
親は大会を探して、子どもに提案してあげる程度でOKです。押しつけてはいけません。子どもが自分で選べるように、複数の選択肢を提示してあげるとよいでしょう。大会参加が決まったら、余計な口出しをせず、「聞き役」 程度で見守ってあげましょう。
※結果を求めすぎない
大会に参加する以上、何らかの結果はつきものですが、期待しすぎは禁物です。大会に臨むまでに努力したプロセスが大切ですし、大会後も次に向けての意欲の向上につながることが何より重要です。いい結果が出なかったとしても、次を目指せるような声がけをしてあげましょう。
では、オススメの大会別にご紹介していきたいと思います。
プログラミング大会
まずは、習い事でも人気のプログラミングの大会です。全国規模で様々な子ども向けのプログラミング大会が開催されています!
プログラミングは、目的を達成するために順序立てて考える力や問題解決能力などを身につけることができるため、医師を目指す子どもには適した習い事のひとつです。

プログラミング競技で競い合う大会や、オリジナルのアプリやゲームなどを制作して発表するコンテストなど様々ですので、子どもの適性に合わせて大会を選ぶとよいでしょう。
大会参加は、プログラミングの技術を高めるだけでなく、審査員からの評価や他の子どもたちからの刺激を受けることもできるため、その後の子どもの意欲につながっていくことも期待できそうです。
≫≫ 大会例
・全国選抜小学生プログラミング大会
・Tech Kids Grand Prix
・ゼロワングランドスラム など
英語スピーチコンテスト
わが子の医学部入試のためにも、将来医師になったときのためにも、子どもの頃から英語学習に力を入れているのではないかと思いますが、その成果を試してみるのはいかがでしょうか。
決められた課題文を読み上げるものや、テーマに沿ったオリジナルのスピーチをするものなど、様々なタイプのコンテストがありますので、子どもの英語レベルに合わせて選ぶとよいでしょう。
スピーチ動画を提出するケースもあれば、人前でスピーチを披露するようなケースもありますが、人に向けて伝える力や大勢の前に立ち話す経験は、将来医師になったとき、学会発表などの場面で活かされるかもしれません。

人前で話すことに慣れてくると自信がついて、自己効力感も高まり、何事にも積極的に取り組めるようになることも期待できそうです。
全国規模のコンテストもあれば、地域や英会話スクール主催のコンテストなど様々ありますので、まずは小規模なコンテストから挑戦してみるといいと思います。
作文コンクール
医師は幼い頃から読書習慣がある人が多いと思いますが、子どもにも文章に慣れ親しむ機会を作っているのではないでしょうか。そこで、作文を書いてコンクールに応募してみるのはいかがでしょうか。
作文は、自分の考えや思いを言語化して文章で伝える能力や、語彙力、文章構成力などが培われますので、将来医師になったとき、論文を書いたりする際に役立ちそうです。
応募形式なら人前で発表したりするのが苦手なタイプの子どもでも無理なく参加できますし、親も会場まで送迎したりする手間がかからないので、医師のような忙しい親にとっては助かりますね。

作文には子どもの素直な思いや考えが現れますので、普段知らなかった子どもの思いに触れるいい機会になるかもしれません。親はあまり口を出さず、子どもに自由に表現させてあげましょう。
自分の考えなどを文章にすることで頭の中が整理され、自分の意見をしっかり持つことにつながれば、自信を持って人とコミュニケーションをとったりできるようになるかもしれません。
作文コンクールは、テーマが決められている場合もあれば、自由なテーマで書いていい場合もありますので、子どもと相談して決めるとよいでしょう。
算数オリンピック
医師を目指す子どもには学習塾などに通わせているかと思いますが、ただ受験を目的とした勉強やテストだけでは、子どもの学習モチベーションは上がりません。
算数オリンピックは、ゲームのような感覚で楽しめる算数の競技会です。学習の進度をはかるためのものではなく、思考力や独創性を競い合い、子どもたちが算数を語り合うことを目的とした大会です。
ハイレベルですが、ユニークな問題を解くワクワク感や解けたときの達成感があり、医師を目指す子どもたちも多数参加しています。難しい問題に取り組むことで難問への免疫もつきますので、それはきっと医学部受験の際にも役立つことでしょう。
大人でも面白いと思える問題が多いので、親子で一緒に過去問を解いてみたりするのも楽しいと思います。

他の参加者と算数の話で盛り上がったり、他者の解き方に刺激を受けたりする経験は、また挑戦したいという意欲につながっていくでしょう。
≫≫ 大会種目
・算数オリンピック(小学6年生以下対象)
・ジュニア算数オリンピック(小学5年生以下対象)
・算数オリンピック キッズBEE大会(小学1~3年生対象)
・広中杯 全国中学生数学大会(中学3年生以下対象)
・ジュニア広中杯 全国中学生数学大会(中学1・2年生対象)
自由研究コンクール
何事においても、子どもが自発的に興味を持ったことを探求していくというのは大切なことです。好奇心が旺盛な子どもには、自由研究のコンクールをオススメいたします。
自由研究というと自然科学系のイメージがありますが、子どもが興味を持った自由なテーマや多分野にわたる様々なコンクールがあります。
正解がなく、評価軸も多様ですので、自分の好きなことや興味を持ったことを自由に突き詰めていくことができます。
自分の興味・関心を追求するという経験は、将来、医師になって診療科を選択し、専門分野を極めていくときにも役立つかもしれません。
子どもの自主性が大切ですから、親はあまり関与せず見守ってあげるようにしましょう。

音楽コンクール
医師の子どもに人気の習い事として楽器など音楽系の習い事がありますが、コンクールに参加してみるのもよいでしょう。
ピアノ演奏などは、左右の指先で異なる動きや楽譜を読むなど複数の動作をするため、脳に良い刺激を与えてバランスよく活性化させるといわれ、医師を目指す子どもには適した習い事です。
また、コンクールに向けての地道な練習で培われた集中力や忍耐力は、医学部受験に向けて勉強するときにも発揮されることと思います。

日頃の練習の成果を人前で披露することで自信にもつながると思いますし、観客からの拍手なども嬉しくて、もっと練習しようというモチベーションにつながるかもしれません。
本格的なコンクールでなくても、小規模なピアノ発表会などでも十分です。発表会のための衣装でおめかしして、特別感を感じるのもいい経験となることでしょう。
水泳大会
医師は体力勝負の仕事でもありますので、医師を志す子どもにとっては、学力だけでなく体力をつけておくことも大切です。
水泳は全身運動で基礎体力を向上させられるので、人気の習い事のひとつです。年齢に関係なく長く続けられるスポーツでもありますので、水泳はオススメです。
文章や音楽で表現したりするよりも、勝ち負けを競うことで燃えるタイプの子どもなら、順位やタイムなどの結果が明確に出る水泳大会に参加してみるとよいでしょう。
競い合って負けたときは悔しいですが、「次は勝つぞ!」 「タイムを縮めたい!」 という明確な目標を持つことができ、モチベーションの向上に期待できそうです。

まとめ
子どもの “やる気” を引き出すことは簡単ではありませんが、大会という目標があれば、それに向けて頑張れますし、その後の意欲にもつながっていくかもしれません。
決して強制することなく、子どもの自主性を尊重して見守ってあげれば、子どもの成長が感じられるはずです。
目標を持って何かに熱中したり挑戦したりする経験は、将来、医学部受験の際や医師になったときにもきっと活きてくることでしょう。
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